Architect / 02
黒川浩之
KUROKAWA HIROYUKI / 株式会社FAR EAST
「FAR EASTという名前について」
FAR EAST [ファーイースト]は、極東を意味します。
極東の、この小さな国である日本から、建築・デザインという行為を通して何かを世界に発信したい、という少し大きなメッセージを込めています。
「3人で設計するということ」
私たちは計画の初期から共同主宰している3人で検討・設計を行います。
こうすることでクライアントの方の中に潜んでいる希望を見つめ直し、建築家の思い込みではない、共同作業の中から生まれる客観的な視点をもった提案ができます。
そして、オリジナルな空間・デザインを創造していきます。
「住宅を設計するということ」
私たちは設計・デザインをするときは、常に施主の方との‘会話’を大切にしています。
たわいのない会話の中にも、設計・デザインのヒントは隠れているのです。
それは単なる形・見栄え・機能だけではなく、将来的な生活のあり方に関わっていきます。
住宅はお引渡しがすんだ瞬間から、本当の意味で生き始めます。
それは施主の方との長い道程の始まりです。
私どもは施主の方の希望や考え方を紡ぎだし、夢を形にして、ライフステージ・時間とともに成長していく空間を創造していきます。
「監理するということ」
どんなに良い設計であっても、しっかりと監理できなければ最終的には良い建物にはなりません。
監理とは、工事が設計通りに進んでいるか、不具合はないか、施工業者はきちんと仕事をしているか、などをチェックをすることです。
また、金額的に納まっているかもチェックします。
設計はもちろんのこと、適切な監理で満足頂ける空間を創造します。
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Two Stories
3つの中庭と屋内(大きなワンルーム)・屋外(ルーフテラス)の遊び場がある住宅。
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ライトコートのあるスキップフロア住宅
黒い箱のような外観の内部はリビング、ダイニング等の部屋が半階ごとに展開するスキップフロア形式で、リビングと連続したライトコート(中庭)があることで、プライバシーを確保しながらも明るく開放的な住宅になっています。
photo: Nobumitsu Watanabe
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崖の上の終の棲家
コンクリート打放し・シアタールーム・らせん階段。自分の思いを形にした終(遂)の棲家。
photo: Hideki Ito
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坂の途中の重層長屋
1階に親世帯、2階に子世帯の完全分離型2世帯住宅。
敷地の高低差を利用し、坂の上・下のレベルからそれぞれアクセスする構成。photo: Kenichi Tani
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中庭から入る都心の平屋
静かな住宅街に建つ終の棲家。
中庭を介し奥まった位置に玄関を置くことにより、各部屋の中庭への開放性と回遊性のある動線を実現。photo: Yuzo Kobayashi
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中庭がある二世帯住宅
親世帯の平屋部分と子世帯の二階建て部分の間に共用の玄関と中庭を設け、棟を分離することで世帯間の近すぎず遠すぎない距離感を確保した二世帯住宅を計画しました。
photo: Yuzo Kobayashi